今日は休日だったゆうゆう。
久しぶりに朝ゆっくり起きて、洗濯をし、PCに向かい件の本を手直ししながら、エレクトーンを弾くという
なんら変わらない一人の休日。(ゆみっこは仕事、頑張れ頑張れ~~)
窓の外に目をやると、思いのほか天気が良いい。その時ふと、自分の車を思い出した。
毎日目にしてはいるが、動かす事はおろか、ドアも最近は開けた事もない。
私のベンツは、今どうなってる??
おもむろにキーを取りだし、チョット見てみる事にした。
とても立派なキーボックス、もちろん純正品。それにしても現代の車に比べると、リモコンキーもデカイ!
自宅からテクテクと歩くこと2分、その巨体はデ~ンとしつつも、ひっそりとそこに居た。
ぱっと見、小奇麗に見えるなぁ、それにしてもでっかい車だ。
近くによって、ボディを見ると
ウゲっ!きったな~い。
それもそのはず、天からの恵みの雨以外、半年以上洗車しておらん・・・
チョットさすってみると、おお~ まだワックスが効いているようだ。チョット一安心
ドアを開けてみる。ウェザートリップが張り付いている感じもなく、思いドアはズシッと開いた。
独特の懐かしくも感じる匂いが、鼻をくすぐと、一気にこの車で出かけた事を思い出した。
バッテリーを繋ぎ、エンジンを掛けてみる。独特のスターター音を響かせ、V12気筒はあっけなく目覚めた。
もう12気筒6000ccなんて、この世に出てこないだろうな・・世の中ハイブリットだし・・
アイドリングも安定しており、滑らかながら力強いエンジン音は、往年のベンツそのもの。
運転席で、しばらくその余韻に浸る。 どんなに年月が過ぎようと、自分が惚れた車はやはりいいものだ。
そのまま後ろの席に座ってみる。
ロングボディによる、後部座席の広さは圧巻だ。
かの故ダイアナ妃も、この後部座席の景色を最後に亡くなった(大破したあの車は300SEか280SEらしい)
やばい、この車で出かけたくなってしまった。車を必要としない日常になってから屋根付きガレージはパジェミニに奪われ、車検も取らずに放置されているのだ。まったくもって可哀そうなベンツS600Lである。
しかし、巨体故体重は2tもあり、タイヤはその重みに耐えきれなかったらしい。
復活にはタイヤの交換から始めなければならないようだ。
ここまできたら、時間をかけてゆっくりと復活させてあげたい。
エアロも外して、ノーマル状態にし、これで山に行ったら素敵だろうな。
そんな思いに馳せながら、久しぶりに我が愛車と戯れた今日の休日であった。